8日、ファイザーの薬品に、「発がんの可能性がある物質が含まれている」として、約76万4千錠を自主回収すると発表されました。
回収対象は、高血圧症の治療薬として用いられている、アムバロ配合錠「ファイザー」のうちで、2018年12月3日~2019年1月23日までに”出荷”されていた薬品の”一部”だということです。これらの原薬にその発がんの可能性のある物質が含まれているとされ、2021年4月および2021年7月までの使用期限となっているとのことです。
ファイザーの製薬に関する提携先であるインドの工場で製造された薬剤の一部の原材料「バルサルタン」の中に、発がんの可能性のある物質が混入しているとされています。
2018年7月に「バルサルタン」を原材料とする高血圧症治療薬「バルサルタン錠AA」の一部に発がんの可能性のある物質が含まれていると発表されたことを受け、厚生労働省が製薬各社に調査を呼び掛けていたところ、今回ファイザーの薬剤でも同様の物質が存在することが発覚しました。
これまでのところ、健康被害等の報告はないとのことですが、急な服用中止には対象となる病状の悪化等のリスクがあるとし、実際の対応については医師及び医療機関とよく相談をして欲しいとファイザー側は呼びかけています。
問い合わせ窓口は、
アムバロ配合錠『ファイザー』専用ダイヤル
【0120-281-787】