転職サイト選び

薬剤師向け転職・求人サイトの「基礎知識」と「上手な使い方」|登録前の予習講座

今や転職を目指す薬剤師さんのほとんどが利用している「転職サイト」。

ファーマンでも様々な転職サイトをご紹介していますが、あなたはもう登録を済ませましたか?

そんな、転職を検討する人にとって当たり前の存在になりつつある「転職サイト」ですが、あなたはその”中身”をご存知でしょうか。

「何を今さら。」と感じる人もいるかもしれませんが、転職サイトを利用した経験がない人であれば、「あとで高額な料金を請求されるのでは。」といった心配や、「登録したところで、本当に役に立つの?」といった素朴な疑問まで、色々と考えてしまうということもあるのではないかと思います。

そこで今回は、そんな”転職初心者さん”のために、「転職サイト」とはどういうもので、どんな点に気を付けて利用すれば良いのかという、”基礎的な部分”について解り易くお話していきたいと思います。

これを読むことで、安心して転職サイトを利用でき、効率的に、そして何よりも、あなたが理想とする職場を手に入れるためのきっかけを掴んでいただけたらと思いますので、是非最後まで目を通してみてくださいね。

『転職サイト』とは

まずは、そもそもの「『転職サイト』とは何ぞや?」というお話です。

『転職サイト』とは、一言で言うならば、

「新たに人材を採用したいと考えている会社と、転職がしたいと考えている人の情報を収集して整理し、その会社と転職希望者をマッチングするサービスを提供しているサイト」

ということになります。

したがって、転職希望者である薬剤師さん側から見れば、自分が転職をするにあたっていろいろとフォローをしてくれるパートナーの様な存在になりますし、採用する会社側からすれば、魅力的な人材を紹介してくれる仲介役といった立場になるのが、「転職サイト」と呼ばれる存在です。

具体的に、転職サイトを利用する薬剤師さんの立場から大まかな利用の流れを整理すると、

  1. 自分に合った転職サイトを見つけ出して、登録する。
  2. 転職サイト側の担当者から連絡を受けて、あなたの希望を伝える。
  3. 転職サイト担当者から、おすすめの求人を紹介してもらう。
  4. 書類の準備や面談へ向けた対策などについてアドバイスをもらう。
  5. 会社の選考プロセスへ進む。
  6. 合否判定。

このような形で転職活動を進めていく、ということになります。

転職サイトごとの違いって?

そんな、最近ではネットや雑誌などでも目にすることの多い『転職サイト』ですが、大手人材サービス会社が運営する数万件単位の求人数を誇る大規模サイトから、地域限定の求人を中心に扱う小規模なサイトまで、その数は、主要なものだけでも30サイト以上存在すると言われています。

転職サイトを決めていくにあたって、もしかすると、テレビCMなどで誰もが聞いたことがあるような大手の人材サービス会社が運営している転職サイトであれば、なんとなく安心感があるものの、初めて名前を聞くような運営会社だと、登録するのに少しためらってしまうといったこともあるかもしれません。

でも、大丈夫です。

一般的に、「転職サイト」と呼ばれるサイトを運営している会社の「ビジネスモデル」、つまりは”事業の内容”というのは、会社の規模に関わらず基本的にはどこも同じです。

したがって、小規模なサイトに登録したからといって、後々になって別途高額な利用料金を請求されたり、追加の費用が発生してしまうといったようなことはありません。

では、大手とそうでない会社では何が違うのかというと、それは「扱う求人の特徴」や、「登録してくれる薬剤師さんに対するサポート体制」などの部分ということになります。

まず「求人の特徴」という部分についてですが、これは当然”件数”だけで見ると、大手人材会社の方が多くなる傾向があります。でも、そこだけで善し悪しを判断してしまってはいけません。”求人”にも、それぞれの特徴が存在するのです。

最もわかりやすいのが、「地域性」です。「関西地方」や「中部地方」、その他さらに限定的な地域など、その会社の得意とする地域に特化した形で、その周辺の求人を強化しているサイトというものも存在します。

こうした地域性の強いサイトには、大手にはない強みもあります。それは、”転職サイト担当者と会社側とのパイプの太さ”です。

そういった地域特化型の転職サイトというのは、狭い地域で、ある程度限定された会社群と密に連携を取り合っている場合が多くなります。ややもすれば、数年単位、十年単位で、会社と転職サイトの関係性が構築されているという場合もありますので、そういった”パイプの太さ=信頼関係の強さ”に繋がっているのですね。

このような”信頼関係の強さ”は、その会社に転職しようかと考えているこちら側からしてみれば、非常に強い味方になってくれる要素となります。

会社の雰囲気やネット上での情報だけでは掴めないような、その会社の中身について、転職サイトの担当者から様々な情報を教えてもらうことができるとすれば、こんなにありがたいことはありません。

そういった情報をもとに、しっかりとその会社の中身を見極めて選考過程へ進むかどうかといった判断を行うことで、転職後のミスマッチといった最悪の事態を回避することも可能になるわけです。

そしてもう一つ、大手の人材サービス会社とそうでない転職サイトとでの違いとして「サポート体制」が挙げられます。

これは、「大手サイト」と「その他サイト」との違いというよりも、それぞれの転職サイトごとに特徴が分かれる部分ともいうべき点になりますが、やはり転職サイトごとに、転職支援の活動の中でも、どういった部分に注力しているのかという違いが存在します。

つまり、「求人数が何よりも武器になる」と考えている転職サイトであれば、求人を1つでも多く獲得できるように、企業に対する外向きの営業に力を入れているという場合もあるでしょうし、一方で、「一件一件の転職を丁寧に結実させて、登録する薬剤師さんの満足度を高めていくことこそ重要な事だ」と考えている転職サイトであれば、登録する薬剤師さんに対する登録後のサポート体制が非常に手厚いものになっているといった具合になります。

これは、転職を希望する薬剤師さん側にもいろいろな考えがあって当然ですので、一概に「ここに力を入れている転職サイトこそ優れている」と決めつけてしまうことはできません。

「どんな会社に対しても、自力で積極的なアプローチができる自信がある。」という薬剤師さんであれば、「とにかく案件数の多い転職サイトの方がありがたい。」と感じるかもしれませんし、「転職先を決める前のリサーチ段階から、実際の選考プロセスの過程に至るまで、転職活動全般に対して不安要素が大きい。」という薬剤師さんであれば、その辺りの「サポートがしっかりしている転職サイトの方がありがたい。」という風に感じることでしょう。

要は、転職サイトに対して「あなたがどんなことを求めるのか」ということをしっかりと考えた上で、自分が利用すべき転職サイトを選び出していくということが大切になってくるわけですね。

ビジネスモデル

このように、それぞれに特徴のある転職サイトですが、サイトごとに強みを持っていたり、重視している内容が異なったりはするものの、基本的な事業として行っていることには変わりがないということは先ほど少し触れました。

「タダより高いものはない。」

そんな言葉を聞いたこともあるかとは思いますが、ネットなどで転職サイトをいろいろと調べてみると、「どれもこれも「利用無料」や「登録無料」と書かれてはいるけれど、本当に全て無料でそんなに便利なサービスを使えるものなのか。」と感じる人もいるかもしれません。

当然ですね。

数多くの社員を有し、たくさんの求人情報を集めてきて、登録した薬剤師さんには担当者までつけて”上げ膳据え膳”状態で転職をサポートしてくれるのに、全くお金がかからないなんて不思議に感じるのも無理はありません。

実際の所、利用するための手数料は発生しています。しかも、高額な料金が。。

ただし、それを負担するのは、薬剤師であるあなたではありません。

その高額な手数料を支払っているのは、会社側です。

転職サイトのビジネスモデルというのは、あなたの様な転職を希望する薬剤師さんを、薬剤師を必要とする会社に紹介し、両者の想いが一致して、入社が決定した段階で、採用した会社が、転職サイトに対して手数料を支払うことで成り立っています。

大抵の場合、転職後すぐに退職や再度転職をしてしまった場合のペナルティとして、一定割合を返金するといったようなシステムが付加されていたりもするのですが、基本的にはこのような形で”お金”が動いているのです。

その金額は、会社やその契約内容等によっても異なりますが、薬剤師さんの年収の10~40%程度だと言われます。

つまり、晴れて薬剤師さんを採用できたあかつきには、実は、会社側は転職サイト側に数百万円という手数料を支払っているのです。

転職サイトが人海戦術で、いくつもの求人を獲得し、転職を希望する薬剤師さんに手厚くサポートしてくれるのも、これで納得がいったかと思います。

ということは、当然のことながら、転職サイトの担当者には、「是非あなたに転職を決めて欲しい。」というインセンティブが働くということになります。

あなたが転職を決めてくれないことには、転職サイト側には手数料が発生しなわけですから、それはいわば”タダ働き”となってしまうわけです。

でも、ご安心を。

あなたがそこまで強く意識して、相手に気を使ってしまう必要は全くありません。

あなたは、あくまで自分の理想とする職場をとことん追求し続けていけば良いのです。

もしもそれを許してくれない、とにかく転職が決まることだけを急かしてくる様な担当者や、こちらの希望に聞く耳を持つ気が無い様な担当者は早々に”さよなら”してしまいましょう。他に良い担当者はいくらでもいます。

ただ、転職サイトの担当者にそういった「転職を決めてくれるとありがたいな。」という気持ちがあるということを理解しているということは大切です。

こちら側がそれを理解し、頭の片隅に置いておくことで、少なからず相手の立場に立った言動や行動を取れるようになり、相手の側(担当者)からしてみても、気持ちよくあなたをサポートしようと思ってくれるようになります。

いくら仕事とはいえ、転職サイトの担当者も人間です。あなたが、自分の立場を利用して、高圧的な態度を取ったり、約束を守らなかったりという風に、人としてあるまじき行為に及んだ場合には、「この人の転職が成功するようにがんばろう。」という気持ちにはなれないでしょう。

したがって、これは改めて言うまでもありませんが、転職サイト担当者から見ればあなたが”お客様”的立場にいるからと言って、そのような態度を取るということはくれぐれもあってはなりません。それは結果的に自分の首を絞めることになるだけなのです。

あなたに何をしてくれるの?

ここまでで既にある程度お話してしまいましたので、もう大体のイメージはつくかとは思いますが、転職サイトがあなたにしてくれることはと言えば、それは「あなたがスムーズに次の会社へ転職ができるようにサポートする」ということです。

具体的には、転職にまつわる準備や手続きに関しては、全てサポートしてくれると考えてしまって構いません。

あなたが望みさえすれば、そもそもの転職候補先となる会社のリサーチに始まり、その会社への選考プロセスへ進むためのコンタクト、その後の面談等のスケジューリングから面談への同行、そして合否の連絡までトータルでサポートを受けることが可能です。

もちろん、次の会社に希望する条件や、履歴書の内容といった、あなたにしか分からない部分は自分で考える必要がありますが、それ以外のフローについては、基本的にはあなたが丸投げしようと思えばできてしまいます。

ただし、ここが大きな落とし穴となるところです。

転職サイト担当者があまりにも手厚くフォローしてくれるばっかりに、いつの間にかどこか他人事のように、自分は言われるがまま準備をし、手続きを進めていくだけということになってしまうことがあるのです。

極端に言えば、それでも構わないのですが、そこで問題となるのは、あなたの主体性が失われてしまったばっかりに、選考過程においてもあなたの熱意や本当にその会社に入りたいという意思が前面に出て来なくなってしまうということなのです

なんとなく流れに身を任せているだけで、あれよあれよという間に選考過程まで進み、実際の面談の場になって、「何も(合格するための)準備ができていない。」ということになりかねないのです。

担当者の言うがままの会社に、言われるがままの準備で面接などの選考プロセスへ臨むというのは、言ってみれば「転職活動をこなしているだけ」です。本当の目的を見失ってしまっているのです。

当サイトでは、口酸っぱく言っていることですが、あなたの最終目標は何でしたか?それは、

自分が理想とする職場をゲットする

ということだったはずです。

そのことを絶対に忘れないようにしてください。

転職を思い立った時の気持ち(初心)を忘れず、転職活動そのものが目的化してしまうことなく、しっかりと「自分の人生を変えるんだ。」という強い意志のもと、転職活動を”自分の手で”進めていってください。

選び方

そんな、聞き様によっては”至れり尽くせり”な転職サイトですが、冒頭でもお話ししたように、非常に数多くのものが存在しています。

では、そんな多くの転職サイトの中から、一体どのようにして「あなたにピッタリ」のサイトを探し出せば良いのでしょうか。

それには是非、

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こういった記事も参考にしていただきたいのですが、ここでは簡潔に、あなたが使うべき転職サイトを決める上で大切なポイントを1つだけお伝えしておきたいと思います。

これも、当サイトでは幾度となくお伝えしていることにはなりますが、先程も少しお話しした通り、「自分が転職サイトに何を求めているのかということを明確にする」ということが重要です。

「幅広く会社を見てみたい。」ということであれば、とにかく様々な業種や地域にまたがった求人数の多さを売りにした転職サイトが適しているかもしれませんし、転職初心者で「とにかくいろいろと手厚くフォローしてほしい。」ということであれば、転職の先輩たちの口コミなども参考にしながら、なるべく手厚いフォローのある転職サイトを利用した方が良いでしょう。

まずは自分が必要としていることは何なのかということを見つめ直してみるということが非常に大切です。

『転職サイト』の上手な使い方

そんな『転職サイト』ですが、自分が使うべき転職サイトが決まり、実際に登録も済ませ、「さあ、いよいよ転職活動のスタートだ。」となった時、それらの転職サイトをどのように利用、活用していくのが賢いやり方なのでしょうか。

ここでも、クドいようではありますが、最終的な目標から逆算してやれば、おのずと答えは見えてくるかと思います。

転職活動における最終目標とは、何でしたか?そうです。

「自分の理想とする職場をゲットする。」

ということですよね。

転職サイトをどのように活用していけば、この最終目標にたどり着くことができるのかという風に考えていくことが大切です。

そこで、最後に、転職サイトを上手に活用する上で意識しておくべきポイントを3つご紹介しておきたいと思います。

  1. 情報収集ツール
  2. 自己分析ツール
  3. 分身の術

これらを意識して使いこなしていくことで、ただ転職サイトに登録して、言われるがままに転職活動を進めている様な人たちとは一線を画すことが可能になります。

それぞれについて詳細に解説するとなると非常に長くなってしまうので、ここでは割愛することとしますが、要は、「転職サイト」をこうした”ツール”として捉え、自分ひとりではなかなか深掘りできないような部分を補完してもらう形で活用していくということが、”効率的”に、そして最も”有効”に転職活動を進めていくためのポイントであるということが言えるでしょう。

その辺りについてもっと詳しく知りたいという人は、↓コチラ↓も併せてチェックしてみてください。

【薬剤師のための失敗しない転職活動】転職理由を突き詰めよ!はじめが肝心!「始め方」から「転職サイトの使い方」まで

当サイトでは、薬剤師さんが転職を検討する際に知っておくべき様々な情報をご紹介するとともに、特に”転職初心者さん”に向けては、その「進め方」や「考え方」といった”基礎的”な部分についても色々とご紹介をし ...

まとめ

お疲れさまでした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

おそらくこの記事を読んでくれた人と言うのは、「これから転職サイトを決めよう。」と考えている人か、もしくは「改めて転職サイトそのものについて知っておきたい。」と思い立った人ではないかと思います。

いずれにしても、転職を成功させるために大切な事というのは、やはり

「あなた自身の心の声に素直になる。」

ということではないかと思います。

転職サイトを選択する際も、転職活動を進めていく中で様々な決断を下す際においても、ここがしっかりと守られていることで、実際に転職した後のミスマッチや後悔といったものが生まれてしまうリスクを最小化できると考えています。

今回は、転職活動の本当の入口である”「転職サイト」のいろは”といった様なお話でしたが、その他当サイトの様々な記事も参考にしつつ、あなたの転職が「成功だ!」と言える素晴らしいものになる様、ファーマンは陰ながら応援しています。

それでは。ファイトッ

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